1月15日
00:20、深夜の羽田便は時間にムダがなくて便利だ。
バンコクで乗り換えがあったが、09:30には早くもクラビ空港に着いた。
曇天、蒸し暑い。
タクシードライバーが、今朝方すこし雨が降ったと言った。
疾走するタクシーの中、でニコニコしながらShinが言った。
「タイに来ると自然に笑顔になるね」
ほんとにそうだ。いやなことは全部忘れてしまう。
トンサイへ渡る。
最初に話しかけられた言葉が、アンニョンハセヨ
どうも韓国人クライマーが大挙して押し寄せているもよう
1部屋2,200バーツで、トンサイ・ベイ・リゾートに宿泊を決める。
他の宿屋は、クーラー付きの部屋に空きがなし
蚊が多いので、蚊帳を吊ってもらう。
午後、ちょっと早めにファイヤー・ウォールへ
案の定、貸切りだ。
まだ暑さに慣れないため、大汗をかく。Tシャツが絞れるほど
そうこうしていると、シノさん一家がぞろぞろと現れた。
ピーチクぱーちく よくしゃべる。
他にもよく知った人たちが来て、まるでパンプ2のツアーのような状態になってしまった。
日本語がやかましく飛び交う中、Shinが外国人にポンと肩をたたかれ、 英語で話しかけられた。
「スパルタカス(かリムノス)で会いましたね」
おお! 4年前のたった一日、よく覚えていたものだ。見覚えのあるブルガリア人。
クライマー世界は意外と狭い。
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ファイヤーウォールから見たトンサイベイ |
Shinの誕生日だ。ディナーを奮発する。
日本円に換算すると千円もしないが
1月16日
午前 チロリアン・ウォール
Missing Snowがアップに良い
同じグレードでも、Longerナントカはやばい。
上手い人でも結構はまる… ドツボに
Placeboを登って おしまい。
今日も汗だく
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フェース主体のチロリアンウォール |
ビーチのレストランで昼食
シノさんご一家は ヒューマナリティ(マルチピッチ)だが、朝食時のおしゃべりで出足が遅れ、まだ登攀中
のんびりしてると直射日光 直撃だよ
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早く登んないと直射日光にさらされるよ |
午後、モンキー・ウォール
13:30スタート 先行パーティあり
2ピッチ目で分かれてくれてラッキー
ビッグウェーブ(5ピッチ)
つるべで登って 降りて 2時間半
人気ルートであるのがよく分かる。
登りでがあって、面白いムーブ
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モンキー・ウォール |
1月17日
午前 トンサイで軽くCowabugalow (6b) とViking In Heat (6c)でアップ
午後は、タイワンド・ウォールで4本ほど登る。
オンサイトはGetting To Know You (7a) 何か所か核心あってスケアリー
早めの終了
トンサイまでボートに乗りたかったが、ボートマンに1,2時間は人が集まらないだろうから歩け と言われ、仕方なく山越え
つかれた。
トンサイでShin、巨大な蜂に首筋を刺される。運よく持っていたポイズンリムーバが活躍し、事なきをえる。
1月18日
午前 トンサイ
アップのつもりで取り付いたHin Rong Hai (6c)だったが、ポケットが湿気ってヌメヌメでテンション
Ton Sai Play Boy (7a+) は、最後の一手をつかみ損ね、オンサイトを逃し残念。2回目でRP (最終アンカー近く、左回りで、左足ヒールフックが当たり)
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Ton Sai Play Boy (7a+) |
潮の引いた午後、パン2仲間がうちそろい イーグル・ウォールへ向かってぞろぞろ歩く。
途中、ボートマンに5時に迎えに来てくれるよう交渉する。
その時間は満潮なのだ。
ひとり30バーツ… 初めは20バーツと言っていたはずだが、9人もいるから大儲けだろう。
Speaking Out Loud (6b) ハンドジャムやフィンガージャムを使って、そこそこ面白いが飽きるほど長い。30メートル以上登るので下降には注意。
Where Eagles Don’t Dare (6a+) とLast In Space (6b) は、「楽しい」のひと言で表現できる。風が通って若干涼しい。
いちばん左の壁は、やさしいルートが多いが、蒸し暑いそうだ。
どこか1本登ろうと考えていたら、若いカップルのかわいい女の子のほうに話しかけられた。
Totem Pole (6a+) を登りたいけど、もし登れなかったら代わりに登ってクイックドローを回収して来てくれませんか?というのだ。(男の子のほうは登れないらしい)
はいはい ♫
やっぱ垂壁で手も足も出ず、長いハングドック
そろそろ時間切れだよって 声を掛けようと思ったところで、ちょうどロワーダウンしてくれた。
急いで登り、回収する。
5時まであと10分。あわててロープをたたみ、荷物をまとめる。
件の若いカップルは、さっさと下ってしまった。
ジャングルを抜けて砂浜に出ると、ちょうど迎えのボートがやってきたところであった。
わずかな距離の船旅だが、なんとも痛快だ。
ふと陸の方を見ると、さっきのカップルが海に首まで浸かっている。
歩いているんだか泳いでいるんだか分からない。
おーい! と声を掛けたら手を振った。
一緒に降りていればボートに乗せてあげられたものを…
気のどくに思う。
潮の満ち干も知らずに来たものだろう。
ディナーは、Yご夫妻とアンダマン・ナチュラル・レストランでご一緒
1月19日
10:30 アオナンのボート乗り場、Mさんと待ち合わせ。
Mさんはバスに乗ってやってきた。10:45着
(バス代は150バーツ、タクシーは600バーツ)
換金のため銀行を探す。
遠いほうのボート乗り場の向かい側に、手数料を取らない小さなBankあり
シノさんから食事を誘われる。
19:30 キングさんのクライミングショップの前に集合とのこと
充分に時間があったので、アクセサリーのお姉さんの店に遊びに行く。
食事は、ライレイ・ビュー・ポイントのレストランでバーベキュー
この店は、バイキングはいけるが、お魚の焼き方が落ちる。
中締めは21:00 帰路は山越えと決めていたが、浜に出てしばらく歩くと、ポツポツとイヤなものが落ちてきた。
すると暗闇の向こうからランプを持たない女性2人が、こちらへ歩いてくる。
ランプなしでの山道は危険で、戻ってきたものだ。
おたがいの目的地がトンサイだとわかると、急いでボートマンのところへ走った。
5人そろえば、ひとり80バーツで舟を出してくれるのだ。
雨足が強くなった。
びしょ濡れで舟に乗り、トンサイベイから部屋まで裸足で走る。
1月20日
タイワンドを計画していたので、07:00出発の予定が雨で アジャパー
雨が上がってネストに行く。
ネストは午後のエリアだが、曇天なので大丈夫だろう。
案の定、貸切り
昼、アンダマン・レストランでスープヌードルを食べる。
午後もまたネストへ
1月21日
パンとコーヒーと果物だけの しけた朝食をとり、山越えでタイワンドへ
1ピッチ登ったテラスから、6b. 6a. 6cと3本登り、Mさん大満足のご様子
かぶった壁をよく登りました。力がついてきましたね。
イースト・ライレイでビールと昼食
ここの物価は高い。ヌードルスープで175バーツだ。
なじみのタイマッサージ店に行くが、混んでいて1時間待ちだという。
17:00に予約して、アクセサリーショップへ走る。
帰路は、先日のスコールに懲りてボート
ボートマン・レストランでディナー
ここは安くて美味しい。
毎日でもOK
いろんな国のクライマーとお話しできるのもよい。
スロベニア人が、ペットボトルに入れたハードリカーらしきものを怪しげに回し飲みしていた。こっちにも回ってきたので飲んでみると、グラッパ(ワインの粕取り焼酎)だった。
夜、また雨
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防虫スプレーよりもムヒが良い。ひと塗りで治る |
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ミントカクテル・モジート |
1月22日
ビッグウェーブ(マルチピッチ)を計画
午前中は休んで、体力を温存していただく。
12:30モンキー・ウォール着
読みは当たって一番乗り
3人で登って降りて、17:00無事終了
Mさん、登り方はゆっくりながら、確実にムーブをこなしました。
2ピッチ目、3ピッチ目のやっかいな登攀でもいっさいズルをしませんでした。
最終ピッチのどっかぶりも、よく登り切りました。拍手です。パチパチ ♫
1月23日
かるく、ワン・ツー・スリーとダイヤモンドケイブを登る。
1月24日
今日はツアー最終日
午前中、チロリアン・ウォールで遊ぶ。
春節の休みで来ていた、〇国人のマナーの悪さにおどろく。
他者への思いやりとはまったく無縁なのだろうか。
良い〇国人もいるというのに…
いろんなことがあったが、Mさんが腕を上げたのが何よりうれしい。
彼女は帰国して、ビッグロックで、いちばん傾斜の強い壁を、2本オンサイトできた。
壁はクライマーを育てるという。良い壁を登ればじょうずになるものだ。