古代ギリシャの旅

● メールマガジン No.50(2007.10.1)

作品名「古代ギリシャの旅」
制作 Original CV  
作品時間 31分

 アテネに入ると、まず、国立考古学博物館を訪れた。

 いきなりアガメムノン王のゴールドマスクが飾られている。この王は紀元前13世紀に起こったトロイ戦争の仕掛け人である。紀元前9世紀にホメロスがその物語をヨーロッパ最古の叙事詩「イーリアス」にまとめ、19世紀になって初めてシュリーマンがその遺跡を発掘し、それが神話でなく史実であることを証明した。その確たる証拠がそこにあるのだ。胸に込み上げてくる熱いものを感じずにはおれない。

 翌日はアテネ全盛の時代を象徴するパルテノン神殿に登った。ペリクレスが執政したこの時代のアテネ人の誇りはいかばかりのものがあっただろうか。

 そして、アテネからバスに乗りペルマへ行き、船でサラミス島に渡った。まさにこの場所でペルシャの大軍にアテネが勝利した「サラミスの海戦」が行われたのだ。ヘロドトスの著書「歴史」でもクライマックスを向かえる名場面だ。

 最後に、アガメムノン王の居城であり、シュリーマンが発掘したミケーネ遺跡を訪れた。ここはホメロスの物語ばかりではなく、アイキュロスなどに書かれているギリシャ悲劇の舞台の場でもある。
 この遺跡の小高い丘の上に立ち、眼下に見下ろすアルゴス平野、そして、その先のエーゲ海に繋がる海を見ていると、ここからヨーロッパの文明は始まったのだという強い感動が起こった。
 そして今、私自身がそこに立ち、私がこれからやらなければならないことを改めて実感したのだった。

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台北の三日間

● メールマガジン No.36(2006.7.1)

作品名「台北の三日間」
撮影・編集 Original CV、制作 福岡県男性
作品時間 46分

 「おばあちゃん」、「お」「し」「あ」「わ」「せ」「に!」

 若いマイクロバスの運転手が、一生懸命に練習したつたない日本語で母にさよならのあいさつをした。ここは台北の国際空港出発口である。

 この三日間の台北旅行は、数ある旅行の中でもひときわ想い出深いものとなった。主催者は兄夫婦。参加者は兄夫婦の他に、82歳の母、そして、大学院から専門学校へ通う兄夫婦の息子たち3人と私。生存している親子三代が全員集合しているのである。

 私個人としてはビジネスで過去に何十回も台北に来ていた。しかし、それはクライアントの打ち合わせと飲み屋街を放浪しているだけで、台湾のほんの上っ面だけしか見ていなかったと今回の旅行で痛感した。

 まず、台湾の人たちは家族を大切にする。だから、親子三代の旅行と知ると、それがあたかも自分のことであるかのようにとても暖かく接してくれるのだ。カメラのファインダーを覗くと、周りからの暖かい目線を感じずにはいられなかった。

 また、ガイドの陳さんもゼネレーションの違う親子三代を相手にわかりやすく説明してくれた。龍山寺、中正紀念堂、忠烈祠、故宮博物院、はたまた、足つぼマッサージまで。現代の日本人以上に日本をよく知っている陳さんだからこそ、出来る芸当なのだろう。

 この親子三代の旅行で得たものの大きさは計り知れない。そして、この貴重な記録は1本のビデオとなり、私たち家族に新たな宝物として、永遠に残っていくことであろう。

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慶州の旅 〜韓国〜

● メールマガジン No.27(2005.10.1)

作品名「慶州の旅 〜韓国〜」
撮影 Original CV  制作・著作 福岡県男性
作品時間 44分

 7月頃、兄夫婦から要望があり、親子3代で海外旅行へ行こうという案を切り出された。費用はすべて兄夫婦もち。加えて、撮影・編集の費用もいただいてしまっているのだ。頭を畳にこすりつけて感謝をしたい。

 今回の旅先に韓国を選んだのは82歳になる母の足が弱っているので近場がよいだろうという理由からだった。「冬のソナタ」で賑わうソウルは避けて静かな慶州を選んだ。参加者は母、兄夫婦、兄夫婦の長男、そして、私の5人。
 博多港から高速船で釜山に入り、早速、ガイドと打ち合わせた。しかし、足の弱い母には、慶州のコースは歩きや階段が多く無理だろうというのだ。ガーン。まったく予習をしていない私が悪いのだが、それでも行けるところまで行こうということにした。

 釜山の梵魚寺はパスして、直接、慶州に入った。この日は天馬塚、慶州国立博物館を時間をかけてゆっくりと回った。秋晴れの澄んだ空に、乾いた空気が気持ちよく、新羅千年の都の美しさに彷彿とした。
 翌日は登り降りと階段の多い石窟庵と仏国寺に出向いた。登りは母の乗る車椅子をみんなで代わる代わる押した。階段の登りは母の手を取り、降りは兄が母をおんぶをして降りた。

 母は密かに仏国寺を楽しみにしていた。亡き父と一緒に中国・桂林を旅したとき、「一期一会」と書かれた掛け軸を買ってきた。その筆を執った人が仏国寺のお坊さんなのだ。仏国寺とはどういうところか、父の御前で報告したかったに違いない。

 私はファインダーに映る無邪気な母の笑顔に心を動かされた。新しいものを見たいという好奇心、水彩画や俳句の材料を探す輝くまなざし、手で触り感じ旅のすべてを満喫しようという気持ち。この旅に出て本当によかったと思う。

 この旅を支えてくれたすべての方々の暖かい思いやりに本当に感謝したいと思います。皆さん、ありがとうございました。

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天国の憧憬 〜ニュージーランドの旅〜

●メールマガジンN0.11(2004.6.1)

作品名「天国の憧憬 〜ニュージーランドの旅〜」
撮影 東京都 男性
作品時間 42分 (テープ録画時間 104分)

 旅の楽しさは旅自体にあることはいうまでもないが、帰国後録画したビデオを見ることでも新たな発見がある。
 私はある晩、編集後完成した作品を持参してお客様宅で行われた試写会に参加した。そこには旅に参加された皆さんが全員集まり、出来上がった作品を見ることを心待ちにしておられたのである。
 試写会が始まると、皆さんのそれぞれの想い出が一気に噴出され、大変賑やかで笑いあふれるものとなった。そこにいると私も実際に旅に行ったような錯覚におそわれ心底楽しい体験をさせていただいた。心から御礼を申し上げたいと思う。

 さて、前ぶりが長くなったが、作品を紹介しよう。
 この作品はニュージーランド南島を旅したものである。クライストチャーチに降り立つと、まずは港町アカロアで一泊。翌日は鯨を見にカイコウラへ行くが荒天のため船は出ずに×。翌日、今度はマウントクックヴィレッジへ向かうが、この日も悪天のため遊覧飛行できずに×。翌日は更に南下してクイーンズタウンでバンジージャンプを見た後、ティアナウへ行くが宿が見つからず放浪。やっとのおもいでティアナウから100km離れた寂れた町ラムズデンでホテルを見つけた。前半は散々なのである。

 後半はミルフォードサウンドの遊覧船に乗った後、当初、東海岸沿いを北上する計画だったものを変更し、マウントクック遊覧飛行に再挑戦することにした。この辺りから神様が微笑み出した。明日のマウントクック遊覧飛行の前に、泊まったところはテカポ湖畔。このロッジから見る景色は、まさに神から与えられたもの。天国の憧憬だ。翌日のマウントクック遊覧飛行も成功。皆さんが飛んだ後の飛行は悪天のためキャンセルされたというから、完全にツキが回ってきたのであった。

 全編、ニュージーランドの美しい景色が溢れた素晴らしい映像だ。深く吸い込まれる紺碧の空。次々と流れてくるグレイと白の積雲。シャワーの後に見せるまぶしいばかりの木々の緑。そして、到るところに見せる美しい虹。
 最後に、参加者の一人がエンディングで語る言葉でこの作品の紹介を終えよう。
 「旅というのは想い出の宝物だと思うの。今日も一杯の宝物を見ましたね。そして、これからもまた、宝物を探しに一緒に行きましょうね。」

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南ドイツの旅

●メールマガジンN0.7(2004.2.1)

作品名「南ドイツの旅」
撮影 東京都 男性
作品時間 49分 (テープ録画時間 170分)
 
 ツアーに参加しない4人の旅は自由で生き生きとしていた。
 まず、マインツからライン川下りを楽しんだ後、列車を乗り継いで学生の町ハイデルベルグに入る。中世の珠宝ローテンブルグを散策した後、南に下ってノイシュバインシュタイン城へ。そして、オーストリアに渡りモーツアルトの生まれた音楽の町ザルツブルグを見学後、再びドイツのミュンヘンへ戻りオクトーバーフェストを心底楽しんだ。最後に、司祭によって発展した町ヴュルツブルグで最後の晩餐を終えた。
 なんとハードであるが、楽しい旅なんだろう。調査や手配はすべてインターネットで行ったという。それでも連絡が取れないところは現地で飛び込み。旅というものの醍醐味を十分に味あわせてくれた。

 そして、このビデオ作品の出来上がりはどこの放送局に出してもおかしくないほどのものとなった。ビデオカメラは市販の中級クラス、三脚は最も軽いもの。でもこれだけの映像が撮れるとは誰が信じるだろう。それは一場面一場面、きちっと三脚を立てアングルを決めて撮影したものの集大成であるからだ。ビデオカメラ撮影の基本は固定撮りということを改めて実感させられた素晴らしい作品だった。

<<お客様(東京都 女性)のご感想>>

 楽しかった旅行も日がたつにつれて思い出も忘れがちなものです。だからと言って、撮影してきたビデオをすべて3、4時間かけて見ることもなかなかできないものです。
 ビデオを編集していただき、音楽とともに良いシーンのみで綴られたこのビデオは、まるでテレビドラマを見ているような感じさえ覚え、大変感動しました。
 また、折に触れ時々繰り返して見ることができるので、そのたびに旅の思い出が脳裏に浮かんできます。何度も、思い出と一緒にその場所に行けるのです。
 ビデオ編集していただいてよかった。これは、私の思い出の宝石箱です。
 ありがとうございました。すばらしいの一言です。

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唐の国紀行

●メールマガジンN0.2(2003.9.1)

作品名「唐の国紀行」 
撮影 山口県男性
作品時間 76分 (テープ録画時間 431分)

 ご依頼者から送られてきたものは、miniDVテープ8本(録画時間431分)、BGM用CD6枚、厚さ3−5cmのアルバム10冊と全旅行行程表詳細。そして、編集指示書2枚。
 この大作を編集するには6ヶ月間かかった(納期遅延はご了解済み)。ご依頼者の熱意がそのまま編集する私の方にも乗り移ったようだ。

 「唐の国紀行」とは、中国にお詳しいN先生を中心に、研究を兼ねて中国への旅を続けてこられたグループの旅の名称である。1990年の北京、西安を皮切りに、シルクロード、黄山、長江クルーズ、チベット、洛陽、そして、番外編の台湾と北米を入れ、2001年までに収録した12年間に及ぶ記録であった。

 編集は、各旅毎に章を設け、それだけでひとつの小作品とし、最後に全体のオープニングとエンディングを付けた。オープニングは一目で12年間の記録がわかるようにと約40シーンが左から右へと動くマルチ横スクロールという手法を用いた。そして、エンディングは12年間を共に歩んでこられたメインの参加者の皆さんの各々のシーンを用いた。

 DVDでは、章毎に頭だしが出来るので、好きな旅の映像だけをご覧になることも出来る。作品が完成したときには、一仕事終わったという充実感が残った。


<<お客様の声>>

 約12年の間に中国を中心にした旅行を一纏めにして更なる旅行にするのが目的でしたが、こうして見ると、良くも此れだけ続いたものだし、本当に友達が出来たと痛切に感じました。やはりビデオ撮影があればこそです。各旅行に想い出は沢山あるのですがやはり一纏めにすると壮観ですね。自分なりに本当に感謝しています。

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