[PR] 夏休みの想い出をビデオで残そう!
- オリジナル・シー・ヴイ代表の末次です。
アテネ オリンピックの開催まであとわずか。この夏休みの計画はお決まりでしょうか。おでかけの際は、ぜひ、ビデオカメラを忘れずに。
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<目次>
1.こんなことも出来る!? → 夏休みの想い出をビデオで残そう!
2.先月のビデオ作品 → 「奥多摩 峰谷川・坊主谷」
3.ビデオ撮影上達の秘訣 → 第13回 空間の表現 (1)枠の芸術
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1.こんなことも出来る!? → 夏休みの想い出をビデオで残そう!
2004年はオリンピックの年。この夏休みにアテネへ、そして、海外へとお出かけの方も多いと思います。その際はビデオカメラをお忘れなく。一生の記念となるシーンをばっちりと撮りましょう。
そして、編集はオリジナル・シー・ヴイへ。お待ちしています。
2.先月のビデオ作品
作品名「奥多摩 峰谷川・坊主谷」
撮影・編集 Original CV
作品時間 20分
「やっぱり、夏は沢登りと生ビールですね!」 これは参加者の感想です。
さて、皆さんは沢登りというものをご存知でしょうか。
沢登りは日本独特の山登りスタイルです。日本は温帯モンスーン地域に属しており四季ははっきりとしています。また、周りを海に囲まれた島国ですので、雨が多く森林はしっかりと育ちます。そして、島国でありながら3000m級の山々を持ち、川筋は急峻です。この組み合わせが世界で最も美しい沢を日本にもたらせているのです。
また、夏といっても沢の水は冷たく、猛暑の続く都会に比べてそこは別天地。日本の美しさを楽しみながら避暑ができる遊びです。日本にいてこれを知らないのは、本当にもったいないとしか言いようがありません。
ぜひとも、沢登りを体験していただきたいのですが、注意事項があります。沢登りは山の技術の総合力を問われます。登攀技術、難しいルートファインディング、天候の変化による判断力。よって、初めて沢登りに行く場合は、必ず熟練者に同行するようにしましょう。
それでは、7月25日に撮ったばかりの最新の映像をお楽しみください。
3.ビデオ撮影上達の秘訣
第13回 空間の表現 (1)枠の芸術
前回はカメラアングルについて説明しました。今回は空間の表現の1話として、枠の芸術について説明します。
きつい勾配を登りきって山頂に立った瞬間、それは至極の世界です。360度のパノラマを体験し、その見たものすべてを残しておきたいと思うのは誰しも共通の感じ方だと思います。
そこで、ビデオカメラを取り出し撮影を開始します。あなたはどのように撮影しますか。ビデオカメラのファインダーを覗いて見えるのは、4:3の枠の中だけ。あなたが現場で感じているものの10分の1も映っていないのではないでしょうか。そこで、あなたは左に360度パンして全景を収めます。今度は右に360度パンして、再び全景を収めます。
さて、帰宅した後、その映像をご覧になって、あなたはあのきつい勾配を登りきって山頂に立った瞬間の感動を思い起こすことができるでしょうか。
思い起こすことができるとおっしゃる方は素晴らしい感性をもっていると思います。実を言うと、私自身、いまだにこの山頂での感動をうまく撮った試しがないのです。何か間延びしているような映像になってしまうのです。山頂で感じる立体的な感覚とは違うものです。360度パンして映像を撮ったからといって、あの立体的な感覚を撮ったことにはならない。パンをしてすべてを撮ったからといって感動まで一緒に残すことにはならない。そのように感じるのです。
では、写真の場合だとどうでしょうか。写真はパンということができませんので、せめて広角や魚眼レンズを使って撮影するのかもしれません。しかし、すべてを撮りきることはできません。
でも、素晴らしい写真というのは、そこにちゃんと感動が残っています。その写真は一を撮って、十を表現しているのだと思います。そこに写真の瞬間芸としての醍醐味があるのだと思います。ビデオはどうしても冗長になりがちです。そこに甘えがあると感動もぼけてしまいます。
写真もビデオも枠に撮りきる芸術として、変わりはありません。一を撮って十を表現することを心がけること。ビデオも枠の芸術であることを忘れないこと。これが重要なのではないかと思います。
次回は、「空間の表現 (2)日本人の感覚」について説明します。では、次回をお楽しみに。