<2005-11-01> メールマガジン No.28
[PR] 新企画「私が主役」のお申込受付開始!
 
-  オリジナル・シー・ヴイ代表の末次です。
 近くの公園の池に鴨が戻ってきました。朝は少し冷えますが、カメラを持参して熱心に撮影されている方もいます。自然の美しさに限界はありません。良い絵が撮れるといいですね。
----------------------------------
 <目次>
 1.こんなことも出来る!? → 新企画「私が主役」のお申込受付開始!
 (2.先月のビデオ作品 →お休み)
 3.ビデオ撮影上達の秘訣 → 第28回 コマメに撮る
----------------------------------
1.こんなことも出来る!? → 新企画「私が主役」のお申込受付開始!
 (2.先月のビデオ作品 →お休み)
 今回は「先月のビデオ作品」をお休みし、来年度からスタートする新企画「私が主役」について詳しく説明します。
 プロのカメラマンの撮った映像はアマチュアのカメラマンの撮った映像に比べ、はっきりとした違いがあります。それはよいビデオカメラを使っているというからだけではなく、映像の構成の美しさや編集を配慮した映像素材の選び方など、プロのカメラマンとして磨き上げられたセンスが生きているからです。
 しかし、一般にプロのカメラマンに撮影を依頼すると高額であるというのが相場です。なかなか個人向けのビデオ作品制作で、プロのカメラマンに撮影依頼するということは難しいことでした。
 Original CVではこの壁を乗り越えるべく、個人及びグループ全体を、年間4-6回撮影し、そして、個人及びグループ単位で編集するという条件のもとでプロのカメラマンに撮影依頼できる大変お得な企画を立案しました。それが新企画 「私が主役 2006」です。
<「私が主役」の内容>
・個人及びグループ全体の撮影を、2006年度内に4回、或いは、6回行います。
・1回の撮影毎に、撮影した映像をメディアに変換してお客様にお届けします。
・すべての撮影完了後、個人及びグループ毎に撮影したシーンを集め、個人及びグループ単位で編集を行います。よって、その個人及びグループだけが映った作品が出来上がります。作品はメディアに変換し、パッケージも製作してお届けします。
<特典>
・ご希望があれば、世界70か国以上に映像配信を行っている「Original Climbing Videos」サイト、或いは、日本人のパーソナリティを世界に発信する「日本ビデオ風土記」サイトに無料で掲載します。
<料金>
  年間4回撮影で、5人以上集まれば一人当たり4万8千円です。
<お申込受付期間>
  2006年3月31日までです。スケジュールの調整がございますのでお早めにお申込ください。
 3.ビデオ撮影上達の秘訣
第28回 コマメに撮る
 前回は「マイク音の調整」のお話をしました。今回は「コマメに撮る」について説明します。
 この「ビデオ撮影上達の秘訣」の連載も28回目を迎えました。要点は大体書いてきたつもりでいます。これから先はもっと細かい話になります。
 プロのカメラマンはその細かいところを軽視しませんから、さらにこだわって細かくなるというわけです。逆に言うと、こだわるから、プロだともいえるのですが・・・。
  よって、今回を含め残り3回で、全体を総括したいと思います。
 写真とビデオの大きな違いは何でしょうか。
  写真は究極の瞬間芸術です。シャッターを切って撮影したその一枚の写真にすべてを表現させます。凝縮美だと言えるのかもしれません。
 一方、ビデオは動きのある映像、つまり、時間経過を表現できます。ビデオの最も重要なポイントは映像の流れです。ですから流れを感じない作品は面白くありません。
 私が経験するアルパイン・クライミングの世界ではこんなことがあります。
 快晴・無風の絶好のコンディション。この日に撮影しなければいつ撮影するんだというような朝。早速、周囲を念入りに撮影します。そして、出発。ルートに入ると予想以上に危険を伴う困難な壁で、カメラを取り出す余裕がない。なんだかんだやっているうちにルートの終了点。安全な終了点から、ゆっくりと撮影。
 しかし、肝心なルートの中がまったく撮れてないじゃん。撮った映像は最初と最後だけ。これじゃ作品にならないのです。経験的に言うと、危険を伴うところが、絶好のカメラポジションであることが非常に多いのです。そのときいかに安全に自己確保をしてカメラを取り出す勇気があるか、それで作品の良し悪しが決まります。
 繰り返すと、どのような状況でも的確に判断してどれだけコマメにカメラを取り出して撮るかが秀作か駄作かの分かれ目というわけです。
 次回は「すべてを忘れて新しい工夫を」について説明します。では、次回をお楽しみに。