作品名「Happy Wedding -***s Road Map-」
制作 埼玉県女性
作品時間 15分- ずっしりとした卒業アルバム、数多の写真、撮影されたビデオテープ、音源、そして、13ページに及ぶ編集指示書が送られてきた。
制作者の方の意気込みが自然とこちらに伝わってくる。
この作品はご結婚披露宴の余興に使われる。新婦の生い立ちを綴ると共に、新婦が卒業された中学、高校の先生方からのビデオレターが届くというものである。
この作品の特徴は新婦の生い立ちを綴る部分にある。単に、新婦の生い立ちをその写真だけで表すのではない。あらゆる映像を駆使して新婦の経歴を間接的に紹介するのだ。これは見る者の意表を衝く。この映像ストーリーを作る制作者の感性は見事である。
この作品を編集しているときに、少し驚かされたことがある。
新婦は現在、30歳を越えている。ということは中学、高校の先生方にとっては10年以上も前の卒業生である。毎年毎年たくさんの卒業生を学校から送り出されていると思うが、10年以上前の卒業生のひとりをよく覚えているなあ、ということだった。
そして、先生方はビデオカメラに向かって、その新婦の想い出を語り、暖かい言葉で祝辞を述べられていた。
人は多くの方々に支えられて生きているだということをあらためて感じたのだった。
<< 制作者の方からのご感想 >>
今まで、友人が結婚するたびに依頼する業者にイメージしていたお祝い映像が伝わらず…というか、技術的に不可能だったりするんですが…。「***」ビデオから「次のお祝い映像は末次さんに頼もう!」と心に決めて、やっと念願が叶います!!
やっぱり素晴らしいですね。ありがとうございます。 - メールマガジン No. 88 2010-12-01