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2012年07月08日

子持山獅子岩南壁

 7月1日に子持山獅子岩南壁に行って来ました。その記録です。

 子持山は関東平野の最も奥まった渋川市の北にある。東には赤城山、南西には榛名山があると言った方が、山屋にはわかりやすいかもしれない。

 7月1日の朝。どんよりとした曇り。天気は下り坂だ。7号橋の駐車場で準備を整えて出発。

 登山口から木道を進むとすぐに屏風岩の基部に出る。祠があり、屏風岩自体がご神体になっているようである。一礼して先に進む。40分程歩くが、杉の林はきれいに枝打ちされており、この山が大切に整備されているとわかる。「この先危険」という標識が出てきたところで、危険な方の道を選ぶ。そこからぐるっと回って少し登ると獅子岩の基部に出た。

 1ピッチ目。獅子岩の岩質は立派な安山岩である。嬉しいほどに固くて、登りやすい。一見、外傾しているが、よく見ると、サイドホールドがあったり、カチがあったりして快適に登れる。と思いきや、真ん中辺りで核心のムーブが出てくる。簡単となめてかかると、苦い想いをする。1ピッチ目と2ピッチ目を繋げて一気に2ピッチ目の終了点まで到達した。

橋を渡ると正面に屏風岩「この先危険」という方へ向かう1-2ピッチを連続して登る

 私たちにとっての2ピッチ目。右の上方から岩がかぶさってきており、これをレイバックで登った。

 私たちにとっての3ピッチ目。右に左に体を振りながら、そして、アンダーもうまく使いながら登った。ビギナーの練習にはもってこいのピッチだ。

 私たちにとっての4ピッチ目。鼻歌を歌いながら登った。最後は少し細かく、右に少し移ってから回り込んだ。ここで安定した平らなところに出た。

 頂上までの最後の1ピッチ。ボルトが打たれているので、これを登るのが楽しそうだが、私たちはそれは登らずに、左側に出てフェースをA1で登り、岩の間を通って頂上に立った。終了。

 ここで雨が落ちてきた。まったくもって神様に見守られながらの楽しいクライミングであった。

2ピッチ目・・・レイバックで登る3ピッチ目・・・体の振りを決める5ピッチ目・・・フェースをA1で登り、
岩の間を通って頂上へ

投稿者 sue_originalcv : 2012年07月08日 06:42

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