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2012年03月18日

たそがれクライマー奮闘記(2) クライマーの評価

 全国津々浦々、次のような会話を耳にする。
 「あの人は、***クライマーなのよ。」
 「へー、すごいね。」
 そして、***のところは、トウェルブ、サーティーン、フォーティーン、フィフティーンと言う訳で、話のパターンとしては同じわけだ。

 つまり、一般的なクライマーの評価としては難易度の高いグレードを登った者が優秀なクライマーということになる。

 ところが、私はトウェルブを登った時点で、その先のグレードを無理に追及しないと決めたので、クライマーとしてはそれ以上に評価されることが無くなった。評価されることが無くなったクライマーのモチベーションは低くなるのも当然だった。

 グレードを追求せずに、クライミングを楽しむことは出来るのだろうか。

 グレードを追求しなくなったその時から、たそがれクライマーの道を歩みだしたと言ってよい。それはある意味で苦難の道であり、また違う意味で、新しいクライミングの楽しみ方を模索する方法を選んだということでもあった。

投稿者 sue_originalcv : 2012年03月18日 19:47

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