« いよいよ春到来 | メイン | たそがれクライマー奮闘記(13) アンダー・クリング »

2012年04月17日

たそがれクライマー奮闘記(12) サイド・プル

 片手でホールドを掴み、両足でスタンスに立っている場合の続きである。次に、ホールドが真横に効く場合だ。
 まず、考えなければいけないのがニュートンの力の第3法則である。つまり、作用反作用の法則。片手でホールドを引っ張っている(作用している)のだから、それに対して片足で押し返すようにして、反作用をしなければならない。
 さて、このときの体勢なのだが、両足が外股に開いている(両足先はインサイドを使っている)と、お尻が落ちて、重心が後ろにかかってしまう。これを保持しようとすると、片手に相応の負担がかかる。
 だから、片足はインサイド、もう一方の片足はアウトサイドにすれば、アウトサイドにした方の腰が壁に近付いて、重心が後ろにかからない。その分、片手の負担が軽くなるというわけだ。

 私個人的には、これが出来ない人をクライマーと呼ばないことにしている。逆説的に言うと、これが出来るようになって、初めてクライマーの仲間入りを果たすことができるわけだ。

投稿者 sue_originalcv : 2012年04月17日 20:21

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.originalcv.com/climbing/cgi/mt/mt-tb.cgi/357