2005年03月16日
『イエロークラッシュ』
古い話で恐縮ですが、私の初5.12ルートは小川山の『イエロークラッシュ』で、平成10年8月8日に8回目のトライでレッドポイントしました。
その前年の夏から秋にかけて、私は群馬は伊勢崎のS井さんと一緒に小川山の主な5.10ルートを登ってました。
登れたものもあれば、のぼれないものもありました。
小川山のシーズンが終わると、S井さんは群馬の人たちと二子山に行き、なんと『ペトルーシュカ』をレッドポイントししまいました。
ご自身初の5.12でした。
S井さんは、年が変わり小川山のシーズンになると、『イエロークラッシュ』をあっさりレッドポイントしてしまいました。
あせったのは、私です。
それまで、お互い5.11もまともに登っていないのに、いきなり5.12なんてトライしていいものか…悩みましたが、私もトライあるのみと取り付くことにしました。
壁は、花崗岩の小川山にしては珍しく約110度くらいの前傾壁で、うすカチの縦ホールドやアンダーホールドを多用するストレニュアスなルートです。
他の小川山のルートと比較して、スラブにありがちなスメアリングや微妙なバランスを要するルートではないので、人工壁慣れしたジムクライマーに向くようなコメントが、よくガイド本に掲載されました。
核心は上部の1手、これをレッドポイントした時には、「これで俺も5.12クライマーだ」と不覚にも涙がこぼれてしまいました。