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2012年03月23日

たそがれクライマー奮闘記(4) 今はクライミング界の踊り場

 ラバーソールが開発され、人間の手足の動きを最大限に活かすクライミングの形が出来て久しい。今はボルダリングジムもたくさん出来て、クライミング人口は増し、その裾野は広がっている。それはそれで喜ばしいことではあるが、私には何か不安なのである。
 私が小さい頃はボールをころがしてピンを倒すスポーツであるボーリングが流行した。誰も彼もがシューズを買い、時には自分のボールを買った。だが、今やボーリング場なんて、捜す方が難しい。流行は長い短いはあるが、いつかは廃る。今のボルダリングジムのブームもボーリングと同じようにならなければよいが・・・。
 流行は廃る原因は簡単だ。それに飽きるから。だから、飽きないように長続きするためには奥が深くなければならない。突き詰めても突き詰めても先があるような何か。或いは、そこから変化して新しいアプリケーションが創り出されて行く何か。
 今、クライミング界は踊り場に来ているような気がする。次はどちらの方向へ行くのだろうか。時代を切り開くクリエーターにはわかっているのかもしれない。私のような人間は昔の引き出しをひとつひとつ開けて、何か面白いものがないかどうかを確認していくしかないのだが・・・。

投稿者 sue_originalcv : 2012年03月23日 08:07

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