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2013年08月15日

フラ(ダンス)の振りにはひとつひとつに意味があるの。

 監督 李相日、キャスト 松雪泰子、蒼井優で2006年に製作された「フラガール」は日本アカデミー賞に輝きました。

 1965年、常磐炭鉱閉鎖に伴い、町おこし事業として立ち上げた常磐ハワイアンセンターのフラガール達の実話を基にしています。

 フラダンスの指導に雇われた平山まどか先生のもとに、徐々に地元の女性たちがダンサーになろうと集まって来ます。そして、先生がフラの振りについて説明します。

「フラの振りにはひとつひとつに意味があるの。(ひとつひとつの振りを交えながら)例えば、波、風、月、私、あなた。すべて手話の要素を含んでいるの。(振りを交えながら)私はあなたを愛しています。

これから教えるTo You Sweetheart, Alohaは恋人に贈る愛の歌なの。

(ひとつひとつの振りを交えながら)To you あなた 愛しい人よ
愛を込めて アロハ 愛しています
体中で 心の底から
笑顔は 絶やさないで
あなたの涙は 拭って
もう一度 愛しています」

 常磐ハワイアンセンターがオープンする前に、ダンサー達は興行前宣伝として全国を回ります。そのとき、常磐炭鉱で落盤事故が発生し、あるダンサーの父親が亡くなります。その最期を看取ることが出来なかったという責任を労働組合の幹部は詰問します。平山まどか先生は責任を取り、この町から出ていくことを決意します。
 列車に乗って旅立とうとするとき、先生を引き留めようとダンサー全員がプラットホームに集まります。そして、全員、無言で先生のためにTo You Sweetheart, Alohaを踊るのです。

投稿者 sue_originalcv : 2013年08月15日 11:42

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